京都市記念動物園象舎新築工事(煉瓦造)

  大正12年(1923年) 2014年11月4日解体

京都市記念動物園は太平洋戦争敗戦後、GHQに接収され、園南側の敷地にあ

った施設は解体撤去されたが、北側にあった象舎は残された。構造は煉瓦造、

現役日本最古の象舎で、両側(現在は北側のみ)の妻壁には象をかたどった陶製

のモザイクによるレリーフがある。






国内最古ゾウ舎解体へ。

  京都新聞2014年10月3日

弊社が大正12年(1923年)に建設した京都市記念動物園ゾウ舎が11月に解体された。京都新聞の記事には構造が木造モルタル製と載っていたが、弊社の資料には煉瓦造と書かれている。2014年11月3日京都市動物園園長より電話で解体を知らされ、特別に許可を頂いて解体中のゾウ舎を撮影させてもらった。構造は煉瓦造、小屋組みは木造、妻壁と臥梁部、窓上は木造モルタル塗仕上げであると判明した。弊社が建設したことを確信した。2014年11月4日に国内最古のゾウ舎は91年の歳月を経て解体された。